七夕には織姫と彦星が年に一度会うことができる日です。
また、願い事を書いた短冊や飾りを笹の葉に吊るして、星に願いをします。
ここまでは皆さん知っていると思いますが、
七夕にそうめんを食べるというのをご存知でしたか?
実は私はこのことを知らなかったのです。
そこで、七夕にそうめんを食べるのはなぜか調べてみました。
・七夕は五節句の一つです
・七夕のそうめんを食べるのはなぜ?
・ちょっと変わったそうめんの食べ方
・最後に
七夕は五節句の一つです
最初に五節句について話しますね。
七夕は五節句の一つなんです。
・五節句の節は、季節の変わり目という意味です。
・五節句の節句(せっく)は、季節の節目に神様へのお供え物をし、
邪気を祓ったりする行事のことをいいます。
神様に五穀豊穣、無病息災、子孫繁栄などを祈ります。
・五節句
漢名 日付 和名 節句料理
■人日(じんじつ) 1月7日 七草の節句 七草粥
■上巳(じょうし) 3月3日 桃の節句・雛祭 菱餅や白酒。
■端午(たんご) 5月5日 菖蒲の節句 菖蒲酒。柏餅、ちまき。
■七夕(しちせき) 7月7日 七夕(たなばた) 素麺。
■重陽(ちょうよう)9月9日 菊の節句 菊を浮かべた酒。
七夕のそうめんを食べるのはなぜ?
■そうめんを食べる説、その1
そうめんについて調べてみました。
そうめんを作るのは寒い冬ですが、出荷をするのは梅雨明けになります。
保管倉庫の中で熟成することにより、そうめんのコシや舌ざわりがさらに
良くなるのです。
この現象のことを「厄」と呼びます。
つまり、厄が過ぎた、厄が終わった、もう厄は来ない、
病気にならないということで、そうめんを食べるのです。
邪気を祓い終わったという事ですね。
■そうめんを食べる説、その2
もともと乞巧奠(きこうでん)という祭りで、着物織り技術の上達を願う
という意味がありました。
そうめんを白い糸に見立て、七夕に芸妓(ハタ取り)が上達するように
と願いを込めて食べるようになった
■そうめんを食べる説、その3
そうめんを天の川に見立てて、七夕にそうめんを食べるようになった。
他にもいろいろ説があるようです。
ちょっと変わったそうめんの食べ方
普通のそうめんに飽きた時におすすめします。
そうめんに
・マヨネーズ
・ケチャップ
・コーミソース(ウスター,中濃ソースでもよい)
・味の素(少々。かけなくても良い)
をかけて、かき混ぜてたべます。
こってりしていますが、たまに食べると美味しいですよ、
結構病みつきになるかも。
興味の有る方はお試しください。
最後に
七夕にそうめんを食べるのはそれほど知られていないようです。
でも、そうめんの熟成している期間を「厄」というのを知り成程と思いました。
これを知って、7月7日にはそうめんを食べるのも良いかなと思いました。