暑い夏、脱水症や熱中症には注意してもし過ぎることはありません。
予防策の一つとして挙げられるのは、水分の補給です。
でも、ただ水を飲むよりはスポーツドリンクのほうが良いという事を
聞いたことがありませんか。
又、経口補水液のことも耳にしたことがあると思います。
今回は、脱水症、熱中症の予防としての飲み物について記事を書きました。
・脱水症とは
・水分補給のためのOS-1、ポカリスエット、アクエリアス
・1日の必要水分量は
・まとめ
脱水症とは
まず、よく耳にする脱水症と熱中症について簡単の症状を確認してみましょう。
■脱水症
高温の環境下にいますと、体温が上がり汗をかきます。
汗をかくのは、高くなった体温を下げるためですが、
徐々に体液が不足してくると酸素や栄養素や老廃物のサイクルが悪くなってきます。
そして脱水症になります。
主な症状は
眠い、だるい、口が渇く、意識が朦朧とする、手足が冷たい、動けない
などです。
良い確認方法があります。
手の親指の爪のピンクの箇所をぐっと押してみてください。
押すと白くなるのですが、体液のサイクルが悪くなると、色がもとのピンクに
戻るのに4秒以上かかります。
その後汗が止まり、体温が調整できないので再び体温があがってしまいます。
脱水症の後に来るのが熱中症です。
■熱中病
Ⅰ度 : めまいや立ちくらみ、筋肉痛、こむら返り など
Ⅱ度 : 頭痛、吐き気、嘔吐、倦怠感
Ⅲ度 : 声をかけても反応しない、体が熱い、体が震える、けいれんなど
水分補給のためのOS-1、ポカリスエット、アクエリアス
脱水症にならないために必要なことの一つは、水分補給です。
でも、たんに水分だけ摂取しても良くないんです。
なぜかというと、
夏、汗をかく
→ 喉が渇く
→ 水を飲む
→ 血液の濃度がうすくなるので、濃度を保つために水分を出す。
→ 脱水症状になる。
このように、水だけ飲んでも体液の濃度がうすまるだけなので
薄まった濃度をもとに戻そうと水分の排出を促すことになり、又喉が渇く、
の繰り返しになるのです
汗で失われる体液は、水分だけでなく、電解質(塩分が水に溶けたもの)も
失われるのです。
という事は、水分と一緒に電解質(塩分)も一緒に補給すればいいのです。
そこで、おすすめがスポーツドリンクと経口補水液です。
スポーツドリンクでは、ポカリスエットとアクエリアス、
経口補水液では、OS-1
をよく耳にすると思いますが、これらには塩分(ナトリウム)も含まれています。
この3つの成分を比べてみましょう。
表を見ると
塩(ナトリウム)含有量が多いのはOS-1になります。
OS-1 115mg
ポカリスエット 49mg
アクエリアス 40mg
■脱水症状がひどい時は、OS-1を飲むのが良いでしょう。
ポカリスエットとアクエリアスを比べると
ポカリスエットのほうが塩(ナトリウム)含有量が多いので、ポカリスエットの
ほうが脱水には効果的であるということになります。
ポカリスエットとアクエリアスの目的が違い、以下のようになっています。
・ポカリスエット
ポカリスエットは点滴と同じ成分なのはごぞんじですか。
点滴は水分や塩分、栄養分を送るためのものですから
それを飲みやすいようにと作られた飲み物がポカリスエットなんです。
・アクエリアス
アクエリアスが運動後の疲労回復に効果的で、その理由は
アミノ酸やクエン酸が含まれてる事にあります。
■脱水症状に効果的なのは、OS-1>ポカリスエット>アクエリアス
となります。
1日の必要水分量は
どのくらいの水分を1日に摂取する必要があるでしょうか。
人は普段の生活で約2.5リットルの水分が失われていますので、
2.5リットルの水分を補給する必要があります。
しかし、1日に必要な水分のうち1.3~1.5リットルは食事や体内で
つくられますので、残りの1.0~1.2リットルを水分補給すればいいのです。
こまめの補給がよいので、
コップ一杯の水(約120~150ml)を8回に分け摂取するのが良いでしょう。
このときに
ポカリスエットやアクエリアスのスポーツドリンクや
OS-1の経口補水液を補給するようにします。
梅干しなどで塩分を補給しても良いです。
緑茶やウーロン茶やコーヒーにはカフェインが含まれているので
利尿作用があるため要注意です。
まとめ
■脱水症や熱中症予防としてこまめに水分を補給します。
■1日の水分補給量は、1~1.2リットルは必要です。
■コップ一杯の水(約120~150ml)を8回に分け摂取しましょう。
合わせて、経口補水液OS-1やスポーツドリンクであるポカリスエットやアクエリアスを補給しましょう。
■脱水症状になってしまった時に効果があるのは、塩分(ナトリウム)含有量が
多い経口補水液OS-1です。
水分を充分に補給しつつ、無理をしないで暑い夏を乗り切りましょう。