節分ときは、恵方巻きを食べますか?
我が家では、恵方巻きを数年前から食べ始めました。
恵方巻きの発祥は、大阪、関西で、一時は廃れていたようですが、
スーパーやコンビニの戦略から1990年ころから復活して全国的に
広まったと聞いています。
スーパーコやコンビニの戦略とはいえ、恵方を向いて巻き寿司を
食べるなんて、なんかユニークですよね。
家族みんな巻き寿司は大好きですし、運がよくなるということでしたら
大歓迎ですので、家族そろって巻き寿司を黙々と頬張っています。
2018年の恵方の方角は、南南東やや右です。
でも恵方の方角は毎年かわりますし、なぜ変わるのか、まとめてみました。
・恵方巻きを食べる時の方角は?
・恵方巻の食べ方
・恵方の方角はどうやって決まるのか?
以下ご一読ください。
節分で恵方巻きを食べる時の方角は?
まず、恵方ってなんのことでしょうか。
恵方とは、「恵」まれた「方」角で、吉方のことです。
恵方の方角に歳徳神(トシトクジン)という、
一年の福徳をつかさどる神がいます。
この方角に向かって巻き寿司を食べ、運を呼び込みます。
恵方の方角は、全部で4方向あります。
西暦年の1の位 4・9 の時、恵方は 東北東やや東
西暦年の1の位 0・5 の時、恵方は 西南西やや西
西暦年の1の位 1・6・3・8 の時、恵方は 南南東やや南
西暦年の1の位 2・7 の時、恵方は 北北西やや北
東北東やや東→西南西やや西→南南東やや南→北北西やや北→南南東やや南
を繰り返します。
下の方位図をみてください。
東北東やや東というのは(東北東から7.5°東)=(東から15°)です。
西南西やや西というのは(西南西から7.5°西)=(西から15°)です。
南南東やや南というのは(南南東から7.5°南)=(南から15°)です。
北北西やや北というのは(北北西から7.5°北)=(北から15°)です。
節分で恵方巻きの食べ方は?
恵方の方角を向いて、
巻き寿司を切らないで食べます。切ると縁が切れます。
巻き寿司を喋らないで食べます。喋ると口から福が逃げます。
小さなお子さんいる時は、巻き寿司のサイズを小さめにして食べやすく
するといいと思います。
家族みんなで楽しんで食べてください。
恵方の方角はどうやって決まるの?
古代中国の陰陽五行説(いんようごぎょうせつ)が基となっています。
五行説とは、この世は、
木(き) 火(ひ) 土(つち) 金(か) 水(みず)
の五行で成り立っているという考えです。
五行説では木は東を、火は南を、土は中央を、金は西を、水は北を意味します。
陰陽説は、全ての万象は陰(-)と陽(+)があるという考えで、
例えば、天地、男女、兄弟、、 があります。
五行(木火土金水)と 二(陽陰)を組み合わせると、
5x2=10組できますが、
この10組を十干(じっかん)といいます。
そして十干を次の漢字であらわします。
甲(こう)、乙(おつ)、丙(へい)、丁(てい)、戊(ぼ)、
己(き) 、庚(こう)、辛(しん)、壬(じん)、癸(き)
陽陰は、兄 (え) (陽)と弟 (と) (陰)を配して、
十干(じっかん)は、以下のようになります。
甲(木の兄=きのえ)
乙(木の弟=きのと)
丙(火の兄=ひのえ)
丁(火の弟=ひのと)
戊(土の兄=つちのえ)
己(土の弟=つちのと)
庚(金の兄=かのえ)
辛(金の弟=かのと)
壬(水の兄=みずのえ)
癸(水の弟=みずのと)
この十干が、十二支を使った十二方位と結びつきました。
十二方位は子の方角が北となり、時計回りに、
子(ね)・丑(うし)・寅(とら)・卯(う)
辰(たつ)・巳(み)・午(うま)・未(ひつじ)
申(さる)・酉(とり)・戌(いぬ)・亥(い)
となります。
そして、恵方になるのは、次のようになります。
・陽である兄(え)の方角が恵方になる。
陰である弟(と)は恵方になれない。
・その年が兄の年の時は、恵方はその方角。
・その年が弟の時は、恵方は5年前の恵方と同じ方角。
・土の兄の年の恵方は、2年前の恵方と同じ方角
これが上で示した、恵方の方角になります。
まとめ
2018年の恵方の方角は、南南東やや右です。
恵方巻は切らないで食べます。切ると縁が切れます。
恵方巻は喋らないで食べます。喋ると口から福が逃げます。
恵方の方向は陰陽五行説(いんようごぎょうせつ)が基になっています。
陰陽五行から十干(じっかん)の組み合わせができ、十二支と結びついて、恵方の方角がきまりました。
恵方の方角
西暦年の1の位 4・9 の時、恵方は 東北東やや東
西暦年の1の位 0・5 の時、恵方は 西南西やや西
西暦年の1の位 1・6・3・8 の時、恵方は 南南東やや南
西暦年の1の位 2・7 の時、恵方は 北北西やや北
恵方は、4方向あり5年で一巡します。
節分には恵方巻きを食べて、運を引き込みましょう。
そして、縁起のよい素敵な一年にしましょう。