古くなり飾らなくなった雛人形、どう処分すればいいのでしょうか。
ずっと娘を守ってきてくれた雛人形、ただ処分するのは偲びなく思います。
人形には、何か魂が宿っている気がしませんか。
目を見ると、特にそのように思います。
最近は箱から出さなくなったとはいえ、思い出深くて、ゴミとして処分
するのは、後ろめたい気がします。
このような時には、人形供養という方法があります。
必ずしなくてはいけないという事ではありませんが、
感謝の気持ちを伝えるために人形供養を行いましょう。
では、人形供養についてみていきましょう
■雛人形の処分は人形供養をする。
■人形供養はどこで受付てくれるか、その費用は。
■雛人形の人形供養をする時の注意点。
雛人形の処分は人形供養をする
雛人形は、子供の厄を背負ってくれる身代わり ですので、古くなった
からといって、粗末には取り扱うことはできません。
そこで人形供養を行うのですが、人形供養とは何をするのでしょうか。
それは、お焚き上げにより人形を燃やし、その魂を天国へと送り届ける
ということです。 魂を抜いて供養し、お焚き上げによって燃やすことです。
でもね、ちょっと話が変わりますが、
最近高まっている環境意識からすると、人形を焼いてもいいのか
しら? と思ったことはありませんか。
雛人形には塩化ビニルやプラスチックも使われているでしょうから、
ダイオキシンの発生が心配されます。
確かに、廃棄物処理法では廃棄物の野外焼却は禁止されていますが、
例外があるのです。
そう、宗教行事です。
宗教行事である、お焚き上げ、は例外なのです。
寺社がお焚き上げの依頼を拒否する場合もあるようですが、
その背景には環境意識への高まり、野焼きの禁止、があるのですね。
人形供養はどこで受付てくれるか、その費用は
人形供養を行っている神社、お寺は、ネット検索をすればすぐに
見つけられます。近くにないか探してみましょう。
例えば、
●明治神宮では、人形感謝祭として人形供養を行っています。
毎年秋に実施しています。
初穂料(ご祈願料・玉串料)は、3,000円。
一抱え(※一袋・一件)を最小単位とする。
※サイズの目安:おおよそ45リットルのビニール袋に入る程度の大きさ。
9時受付開始し、人形感謝祭は15時に終了。
●一般財団法人日本人形協会
人形感謝(供養)代行サービスを行っています。
東京大神宮の「人形感謝祭」にてご供養します。
毎年10月ごろ実施。
申し込み方法は、お電話、Webサイトのどちらかの方法で行います。
(一年中申し込み可能)
申し込み後、お人形差し出しキットが送られてきます。
梱包します。
郵便局が自宅まで取りに来ます。
料金:一箱(袋) 5,000円
●JA虹のホール による供養祭
供養料 例えば、一般500円 (いくつでも)
会員だと無料。
会員でないと供養してくれないところもあるようですので、
事前にご確認ください。
このようにあちこちで行っていますので、ネットで調べればすぐに
見つかると思います。
人形供養をする時の注意点
人形は供養してくれるが、
ガラスケース、内臓電池類などは、受付てくれない場合があります。
また、人形を持ち込む時間などは確認しておきましょう。
まとめ
雛人形の処分は人形供養を行いましょう。
ネット検索で、近くで行っている寺社を簡単に見つけることが
できます。
一般財団法人日本人形協会では、人形感謝(供養)代行サービス
も行っていますので、郵送することができます。
子供の厄を背負ってくれた人形に感謝の気持ちをもって、
人形供養を行ってください。