社会人1年生に必要なのは三原則(時を守る、場を清める、礼を正す)です。
入社しますと、特に製造業・サービス業では、5Sまたは6S活動という
職場環境の維持改善活動に参画することになります。
5Sは、整理・整頓・清掃・清潔・躾
6Sは、5Sに作法 を加えたものです。
私は、5S、6Sに取り組んでいる中で、5S、6Sの基礎となっている考え方に
触れることができました。
それは、
・時を守る(時間をまもる)
・場を清め(きれいにする)
・礼を正す(挨拶する)
ということです。
これって、小さい時から、家庭や学校で言われていることです。
三原則は当たり前すぎる事ですが、5S、6Sもこの考えがベースにあり
出来上がったのではないかと、私は思います。
今回は、5S、6S活動と三原則(時を守る、場を清める、礼を正す)について
記事を書きました。
時を守る
時を守るとは、時間を守る、遅刻しない ということです。
・会議に遅れない。
・待ち合わせ時間に遅れない。
・期限までに資料を提出する。
1日は24時間、全ての人に平等に与えられたものです。
この大切な時間を無駄にしてはいけません。
人生は時間ですので、時間の無駄は人生の無駄になるのです。
共有する時間を守ることは、相手を尊重することになります。
約束した時間に遅れるというのは、相手の人生を無駄にしていることになります。
例えば、100人に向けた講演会があり、講師である私が10分遅れたとします。
すると、100人の10分という時間、人生を無駄にしたという事になります。
わたしたちは限りある時間を大事にしなくてはなりません。
〇5S、6Sの躾、作法、のことです。
〇会議の時間を守る一つの案としては、立って会議を行うという方法が
あります。開始時間の徹底は管理者が率先して行うことが大事ですが、
立って会議することにより、会議終了時間は徹底しやすくなります。
場を清める
場を清めるというのは、掃除してきれいにするという事です。
掃除をして、身のまわりを整理整頓しなさい、ということです。
〇5S、6S活動の整理、整頓、清掃、のことです。
掃除をすれば気持ち良く、
また、整理整頓ができれば気持ちよく仕事ができます。
きれいな環境では、心が清められ磨かれるものです。
場を清める、ということは大切なことですが、
大切とわかった上で実践できるか、足元にあるゴミひとつ拾えるかどうかという事です。
ゴミを拾う勇気をもち、場を良くしていきましょう。
〇会社では、掃除する時間を1日10分持つことで習慣化できます。
そして、定期的に管理者が見回り、整理整頓の徹底をして行くと良いと思います。
礼を正す
礼を正すとは、挨拶をおこなうことです。
言葉の乱れ、服装の乱れ、姿勢の乱れも含まれますが、挨拶が最も大切です。
「おはようございます」
「こんにちは」
「ありがとうございます」
「お先に失礼します。さよなら」
と元気に挨拶すると、人間関係がよくなります。
一番がっくりするのが、挨拶したのに無視されることです。無反応は、傷つくんです。
このような時にこそ、めげないで挨拶を続ける事が大事なんです。
続けていれば、絶対に良い挨拶がかえって来るようになり、お互いに幸せになります。
笑顔になります。
〇5S、6Sの躾、作法、のことです。
〇会社では、毎朝、全員で挨拶の練習をするといいですよ。
お客様を想定して、「おはようございます」「ありがとうございます」等を
大きな声で行うのです。
最後に
三原則(時を守る、場を清める、礼を正す)の実施は、簡単なようでなかなか出来ていない
事があるのではないでしょうか。
人としての基本ですので、意識して取り組んで習慣化するようにしましょう。
結果、5S、6S活動も良い影響を与えると思います。