中山道の宿場で奈良井宿と妻籠宿と馬籠宿というところがあります。
中山道の三大宿場町で古い町並みがある観光地ということは知ってましたが、
どのように違うのかまではわかりませんでした。
そこで、奈良井宿と妻籠宿と馬籠宿の場所、違い、アクセス方法について
調べてみましたので、ご紹介いたします。
ちなみに読み方は、
奈良井宿;ならいじゅく
妻籠宿 ;つまごじゅく
馬籠宿 ;まごめじゅく
となります。
奈良井宿と妻籠宿と馬籠宿の場所
まず、それぞれの場所をみてみましょう。
・奈良井宿は、長野県塩尻市奈良井になります。
・妻籠宿は、 長野県木曽郡南木曽町吾妻妻籠宿になります。
・馬籠宿は、 岐阜県中津川市馬籠です。
馬籠宿はかつては長野県にありましたが、2005年に町県合併が行われた際に
岐阜県に編入されました。
妻籠宿と馬籠宿は2つの県にまたがっているのですが、距離は約10kmと
それほど離れていません。車での移動でしたら、20分もあれば移動できます。
また、この2つの宿の間を徒歩で移動する人もいます。
中山道のハイキングコースとしても有名で、徒歩ですと2時間半から3時間
が標準的時間となります。
■中山道とは?
まず最初に、中山道とは何だったのか説明します。
中山道は江戸時代に整備された街道のことで、五街道の一つになります。
江戸の日本橋から京都の三条大橋までを結ぶ全長約530㎞の街道です。
以下の地図の赤いルートになります。
奈良井宿は中山道34番目の宿場。
妻籠宿は、中山道42番目の宿場。
馬籠宿は、中山道43番目の宿場。
、
中山道69宿場のうち、木曽路には11の宿場があります。
そこに奈良井宿、妻籠宿、馬籠宿があります。
国土交通省中部地方整備局 飯田 国道事務所の地図を見てください。
場所を確認してください。
奈良井宿と妻籠宿と馬籠宿の違い
それぞれの特徴を説明します。
・奈良井宿
木曽最大規模の宿場。
難所の鳥居峠をひかえ、約1㎞続く古い町並みは「奈良井千軒」と言われたほど
賑わった宿場です。
「重要伝統的建造物群保存地区」になっています。
また旅人の土産物として人気があった曲げ物、櫛、漆器などの木工産業が盛んな
場所でもありました。
木曽十一宿の中でも最も標高の高い場所になります。
・妻籠宿
江戸時代の町並みがそのままの状態で残っていたことから、積極的に保存に
取り組み 第一回「重要伝統的町並み群保存地区」に選定されました。
今は観光地として賑わっています。
当時の面影をのこしている地味さはありますが、本物の街並みを味わえます。
・馬籠宿
明治28年(1895)と大正4年(1915)の2度の大火で
石畳道と枡形道以外は全て焼失してしまいましたが、
復元をして当時の面影を残しています。
島崎藤村の生誕地であり、「夜明け前」の舞台でもあります。
妻籠宿と比べるとお食事処やお土産さんも多く観光地のイメージに近い
活発なところです。
坂道なので歩くのが大変!
奈良井宿と妻籠宿と馬籠宿へのアクセス方法
・奈良井宿
鉄道・バス
JR木曽福島駅からJR中央本線 30分
JR塩尻駅 からJR中央本線 22分
車
中津川インターから奈良井宿 国道19号 約79km 約1時間30分
塩尻インターから奈良井宿 国道19号 約25㎞ 約30分
・妻籠宿
JR南木曽駅からバス停妻籠又は尾又橋 おんたけ交通バス 7分
車
中津川インターから妻籠宿 国道19号・256号 約23km 約30分
・馬籠宿
JR中津川駅からバス停馬籠籠 北恵那交通バス 25分
JR南木曽駅からバス停陣馬経由バス停妻籠 おんたけ交通バス 21分
車
中津川インターから妻籠宿 国道19号 約14km 約20分
・電車でアクセスが1番楽なのは、奈良井宿です。
JR奈良井駅からすぐの場所なのです。
<最後に/h2>
木曽路の3大宿場をみて歴史をかんじてください。
三つの宿場を1日でまわることもできますが、ちょっとスケジュール的きつい
と感じるかもしれません。
その場合は、妻籠宿と馬籠宿は近いので、この2箇所を1日目にみて、
次の日に奈良井宿を見ると良いと思います。
余裕があれば、妻籠宿から馬籠宿までハイキングしても良いでしょう。
では、木曽路の三大宿場を楽しんでください。