結婚式やお葬式の時にのし袋を使用します。
のし袋には名前を記しますが、名前を書くときに少し曲がったり斜めに
なってしまう事はありませんか?
のし袋に書く名前は、なるべくきれいに書きたいもの。
名前をまっすぐに書くための方法を記事にしてみました。
合わせて、使用するペンと金額の書き方についても記しました。
・のし袋に名前を書く時に使用するペンは?
・のし袋に名前をまっすぐに書く方法
・金額の書き方
のし袋に名前を書く時に使用するペンは?
■冠婚葬祭ののし袋に使用するペンは、筆か筆ペンを使用します。
ボールペンや万年筆は使用しません。
もし、ボールペンでのし袋を記入しても「物知らずな人だな」と思われる
だけですので、注意しましょう。
もう一つ注意することがあります。
■通夜、葬儀
御香典や御霊前の袋には、自分の名前を薄墨でかきます。
なぜ薄墨で書くかについてはいろんな説明があります。
それらをピックアップしてみますと、
・ご葬儀は突然やってきます。
予め準備もできなく、不祝儀に包んだり墨をするのもそこそこに駆けつける
という次第で、お香典や御霊前は、薄墨にならざる得ないということで、
薄墨を用います。
・涙で墨が薄まった。
墨は悲しみの涙で文字が滲んでいるという気持ちを表わすとされています。
■四十九日以降の法要
濃墨で書きます。
■他、お祝い事(結婚式等)は、濃墨で書きます。
のし袋に名前をまっすぐに書く方法
私は、のし袋に名前を書くのが少し苦手です。
中心から少しずれてしまったり、斜めになってしまったりしてバランスが
悪くなったりして見た目がちょっと悪くなる時があります。
書き直すほどではありませんが、もう少しバランスよくまっすぐに書きたいと
いつも思っていました。
こんな時に、まっすぐに書く方法を教えてもらったのです。
ちょっとした事ですが、今までよりもバランスがとれるようになりました。
■まっすぐに書く方法
鉛筆で、中心線上に2か所、点をうつのです。
点は、名前の書き始めと書き終わるあたりに打つとよいです。
点を打つときは、中心線に紙や定規をおけば良いです。
紙や定規がなくても、目測で打ってもよいでしょう。
そして、2か所の点を意識して名前を書きます。
これで、名前が中心からずれたり、斜めになることはなくなりました。
鉛筆で記した・は、薄いので、後から消す必要もありません。
ほとんど気がつきませんので、、。
金額の書き方
金額はどのように書いていますか。
■中袋に金額を記載する場合は、必ず「漢数字」で記載する事がマナーです。
金額の書き方
1 → 壱
2 → 弐
3 → 参
5 → 伍
7 → 七
8 → 八
10 → 拾
100 → 百
1000 → 仟
万 → 萬
円 又は 圓
例、
金一万円 → 金壱萬円
金三万円、
金参萬円、
金参萬圓
「1万円」と書くにはマナー違反ですので、注意しましょう。
■最近は金額をかく欄が横書きになっているものも市販されており、
アラビア数字でかくこともあります。
例、金5,000円、金30,000円
■也(なり)という字も本来は、金額が10万円以上の場合にのみつける漢字。
金額が少ない場合に使っても間違いではありません。
金拾萬円也
金参萬円也
最後に
家族に文字に上手い方がいれば書いてもらうのも手ではあります。
しかし、冠婚葬祭ののし袋の記載方法については、一般常識として
理解しておきたいものです。