母が脳梗塞で入院しましたが、幸い大きな後遺症もなく退院しました。
80歳過ぎています。脳梗塞は2回目です。
ラクナ梗塞です。
脳の深部にある直径い15㎜以下の細い血管が詰まる脳梗塞です。
ラクナとは、ラテン語で小さい穴という意味です。
1回目は2年前ですが、その時は呂律が回らなくなりすぐに入院となりました。
他に症状はなく、リハビリで呂律も良くなり無事に退院しました。
2回目は、左手にしびれがあり、診てもらったらラクナ梗塞再発でした。
しびれは取り切れませんでしたが、他に症状はなく、無事に退院できました。
脳梗塞の発症から退院するまでを通じての気づきや、 退院後の生活での注意点についてまとめました。
いざという時の参考になれば幸いです。
■脳梗塞どういう症状、その時の対処は?
■脳梗塞で入院した時の生活
■脳梗塞で退院後の生活
脳梗塞どういう症状、その時の対処は?
次のような症状があったら、脳梗塞の可能性大。
手のしびれ、呂律がまわらない、物を落とす、頭痛、等の症状です。
この時は、すぐに病院へいきましょう。
MRIをとってもらえばすぐにわかります。
先生曰く、発症後4.5時間以内なら血栓溶解療法(血管のつまりを溶かす)
ができるそうです。でもMRI、血液検査を行うので、4時間以内には
病院へ行かなくてはなりません。
血栓が詰まり血が通わなくなるので、時間が経つほどに組織が死んで
しまいますので、早ければ早いほど効果的です。
4.5時間を超えた場合は、それなりの治療になります。
死んでしまった組織はもとにはもどりません。
重症なら、即119番して救急車呼びましょう。
症状によっては、緊急かどうか迷うときがあります。
今すぐに病院へ行ったほうがいいのか、明日まで待ってからでいいのか、
迷うことありませんか。
かかりつけの医者に診てもらうのが基本ですが、
かかりつけの医者が専門外であったり、
夜間で診療外の時は、地域の夜間救急診療所に連絡しましょう。
医療機関案内サービスを利用するのも手です。
医療機関サービスで病院を紹介してもらい、そこへ電話をするのです。
母の場合は、症状を確認したのが夜でしたので、夜間対応している
地域の県立病院へ電話して症状を話しました。
指が動かせるか、顔にマヒがないか、呂律が回らないか、頭痛はないか、、、
数点の確認があり、脳梗塞の可能性ありとなりました。
直ぐに、連れていきました。
直ぐといっても、4.5時間はとっくに過ぎていましたので、血栓溶解療法は
使用できませんでした。
脳梗塞の疑いがでたら、すぐに病院へ行けるように、
お住まいの地域の病院やサービスのリストを作っておくべきです。
いつ何があるかわかりません。
急に事態がおこるのです。
脳梗塞で入院した時の生活
母は、毎日リハビリです。
私は、毎日1回は顔出しして入院に必要なものを届けたり、洗濯物を
持って帰りました。
途中から妻も来れるようになったのですが、やはり女のほうが
細かいところまで気が利きます。
母も安心しているようでした。
水やお茶の差し入れはOKでしたが、食べ物はだめでした。
呂律が悪くなっていましたので、いつもよりゆっくりと話しを聞いて
あげました。
幸い大きな後遺症もなく、呂律もよくなり3週間で退院できました。
入院中は、励ましと、本人の話を聞いてあげることしかできません。
とにかく、落ち込まないように元気づけてあげましょう。
脳梗塞で退院後の生活
医者から退院後の生活での注意点がありました。
・薬を毎日かかさず服用する。
忘れてしまうかもしれないので、家族が服用したかどうかを毎日確認する。
・おかしな症状がでたらすぐに病院へくること。
・定期的なMRI確認は不要。
・薬は主治医にもらうこと。
・適度に体を動かす事。
高齢なので、動かないのはよくない。(寝たきりになると困る)
できることは自分でおこなう。
ただし無理はダメ。
・血圧をはかること(できれば毎日)。
血液がサラサラになる薬をのんでいるので、血圧はあがらない。
血圧が高いのが続くようでしたら主治医に相談しましょう。
・体重をはかる。1週間に少なくても1回。
体重が減らない用に注意する。(やせていて適正体重よりかなり少ない)
・塩分の高いものは食べない。
血圧が上がるため。
1日の減塩目標は6g未満(小さじ1杯程度)
食事の指導を受けました。
減塩生活について、
http://www.yamaki.co.jp/gen-en/susume/susume3.html
漬物は1,2切れにする。できれば食べない。
味噌汁は薄目、具をたくさんいれる。1日1回。
3食食べる。
面類はスープをのこす。
だしを利かせる。
一番大事だったのは、母が一人での生活になるかどうかです。
父はすでに他界しており、私も私の家族も母とは一緒に住んでいませんでした。
しかし、私が在宅での仕事を進めることになり、一緒に生活できることになりました。
母の一人生活での精神的負担も大きく減りました。
まとめ
手のしびれ、呂律がまわらない、物を落とす、頭痛、等の
症状が出たら、脳梗塞を疑う。
対処法は、直ぐに病院へいくことです。
いざという時のために、お住まいの地域の病院やサービスのリスト
を作っておきましょう。
退院後は、毎日かかさず薬を飲まなくてはいけません。
家族が薬の飲み忘れがないか注意してましょう。
塩分を控えた食事が大事。
塩分の目安は 1日6g未満です。