3月に入り雪がとけてきますと、山々に春の息吹が感じられてきます。
日中は温かになり、過ごし易くなってきます。
そして、山にはフキノトウが生えてきます。
フキノトウは、独特な香りと苦みがあり、古くから食用に利用されてきました。
早春の食材として、てんぷら、フキノトウの味噌、和え物等に、広く利用されています。
今回、一番簡単なフキノトウの食べ方をご紹介します。
1、フキノトウの選び方
2、フキノトウの一番簡単な食べ方
3、フキノトウの栄養価
最後に
■この記事を読むと
フキノトウの一番簡単な食べ方がわかります。
フキノトウの選び方
フキノトウはキク科フキ属の多年草で日本原産の山菜で全国の山野に自生しています。
食すのは、生え始めたつぼみの時です。
締まりがあり、つぼみがまだ硬く閉じていて、周りの葉で花芽が見え始める位までの
物を採ります。
つぼみが閉じたものは、美味しくいただけますが、
つぼみが開いたものは、苦みが増して美味しくありません。
今回採ったフキノトウです。
まだ、つぼみが開いていなく閉じています。
フキノトウの一番簡単な食べ方
フキノトウのレシピで人気なのが、天ぷら、フキノトウ味噌です。
これらは少し手間がかかりますが、今回ご紹介する食べ方は、もっと簡単です。
料理方法は単純で、みじん切りにするだけです。
そして、他の料理にふりかけるだけです。
写真の状態よりもっと細かくしても良いと思います。
あく取りの必要ありません。
生えたての蕾状態ですので、苦みが強くなく、適度な苦さなのです。
ですので、蕾の開きかけや開いたものは苦みが強くなっているので、
ふりかけには適しません。
例えば、次のphotoの
左側の開いたものは、適しません。
右側の蕾状態(フキノトウの赤ちゃん状態)のものを採ります。
簡単でしょう。
フキノトウの独特の香りと苦みを味わうことができます。
フキノトウの香りや苦みが苦手な方には向いていません。
フキノトウの栄養価
・カリウムが豊富です。
ナトリウム(塩分)を排泄する役割がありますので、高血圧に効果があります。
また、足などのむくみをとる作用もあるとのこと。
ところで、香りや苦みの成分はなんでしょうか。
・香りの成分は、フキノリドです。
これは胃腸の働きをよくしてくれるそうです。
・苦み成分はアルカノイドとケンフェール
アルカノイドは肝機能を強化し、新陳代謝を促進します。
ケンフェールは活性酸素などの発ガン物質を抑制する効果があるそうです。
最後に
苦みが強くない蕾状態のフキノトウを採って、みじん切りにして、ふりかけ
にして食し、春の訪れを楽しみましょう。
早速、春の山にフキノトウを採りに出かけませんか。